受診までの「応急処置」

【目がまぶしい】ヒアルロン酸、コンドロイチン入り市販薬で様子を見る

緊急性のない代表的なものは「ドライアイ」(C)日刊ゲンダイ

「まぶしい」という症状には何らかの病名が付く場合が多いが、緊急性のあるものとないものがある。「おはらざわ眼科」(東京都北区)の小原澤英彰院長が言う。

「緊急性のない疾患の代表的なものは『ドライアイ』です。目の表面が乾いてデコボコになるので、光が乱反射してまぶしく感じるといわれます。もうひとつは『疲れ目』や『眼精疲労』によって、目のピント調節の機能が低下することで、まぶしく感じる場合があります」

 早く受診した方がいいケースは、「充血」「目の痛み」「視力低下」「目のかすみ」などを伴う“明らかにおかしい”と感じる急激な変化だ。「ブドウ膜炎」の可能性がある。

「ブドウ膜炎は、目の『虹彩』『毛様体』『脈絡膜』と、それに隣接する組織に起こる炎症の総称です。瞳孔の動きが悪くなるのでまぶしく感じます。放置すると、さらに見え方が悪化するので、早期の治療が大切です」

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