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夜型の人が朝弱いのは“生まれつきの体質”なのか?

ぐったり…(写真はイメージ)
ぐったり…(写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ

 秋津医院(東京都品川区)の秋津壽男院長に聞きました。

「人間は本来、日が昇ったら目が覚めて、日が沈んだら眠くなるようにできています。夜型になるのは体質ではなく、体内時計のリセットがうまくいかないからです」

 人間を太陽光の届かない地下に閉じ込めておくと、1日25時間サイクルで生活するようになることがわかっています。

 体内時計が実際よりも1時間長いわけですが、朝日を浴びると1日がリセットされ、24時間制に合わせられます。だから夜勤の仕事をしている人は、生活リズムを逆にするために、あえて体内時計をリセットしないほうがいいのだとか。

「日勤の人なら、毎朝日光を浴びればいいのです。それでも朝型になれないのは、寝る前にスマホやパソコンをいじっているからではないでしょうか」

 スマホやパソコンのブルーライトは朝日と同じ作用があり、脳を覚醒させるといいます。寝る前にメールやゲームをしていると、体が朝と勘違いして眠れなくなり、起きられなくなるというわけです。

「どうしても寝る前にメールをしなければならないのなら、ブルーライトをカットする眼鏡をかけましょう。スマホの機種によっては、ブルーライトを抑えたナイトモードもあります」

 よほど緊急でなければ、メールの返信は翌朝にするべし。