あの話題の治療法 どうなった?

高濃度ビタミンC点滴 欧米でもう臨床試験が進んでいる?

つらい副作用がないがん治療(C)日刊ゲンダイ

■つらい副作用がないがん治療

 最近では同じ理由で、ビタミンCが細菌やウイルスを殺す作用もあるのでは、と注目を集めているという。

 その一方で、ビタミンCは周りの細胞の酸化を阻止する代わりにシュウ酸をつくる。そのため、結石ができたり、腎臓の機能低下になるのではないか、との批判がある。

「逆にビタミンCは結石をつくりにくいとの研究もあります。そもそも水溶性のビタミンCは大量に体の中に入れても不要な分は体外に出ていく。そのため体内に蓄積して悪さをするということはありません。体に優しい治療法なのです」という。

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