「病気じゃない」が蔓延…便秘を今度こそきちんと治す

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「便秘治療の知識がない医師も、従来とはまったく違う治療を行えるようになる。慢性便秘回避には、早期の適切な治療が必要。市販薬を使い続けるのは絶対に避ける」

 次に、医師に症状を説明する際、「排便回数」を伝えるだけではいけない。排便回数より、残便感や腹部膨満感、腹痛などがつらい患者は少なくない。また、きちんと便が出ないために、むしろ排便回数が多くなることもある。排便回数だけを伝えると医師はそのまま受け取り、「便秘ではない」と診断される可能性がある。

「便秘は寿命を短くすることも研究で明らかになっています。便秘は治療が必要な病気だと認識してください」

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