病院は本日も大騒ぎ

お金の貸し借りが思わぬトラブルを生む

犯人は…(C)日刊ゲンダイ

 病院には数十人の医師と200人を超える看護師、大勢のスタッフが勤めています。このほかに1000人単位の患者さん、業者の方など多くの人が訪れます。

 毎日が騒々しく、気を休めることがありませんが、最近、私事で一つショックな出来事がありました。昼の勤務だった私が帰宅しようとしたとき、下駄箱から私の靴が消えていたのです。

 入院患者さんとのトラブルがよくありますが、患者さんは、看護師靴箱の所在など知らないでしょう。だから、いたずらして隠したり、盗んだりすることはできません。

 直感的に「同僚の看護師がやったな」と思いました。看護師日誌に書けば、大ごとになりますから黙っておりましたが、誰が私の靴を隠したか、あるいは捨てたか、子供じみた犯行の主はおおよその見当がついたのです。

「お財布を忘れた」「落とした」など、さまざまな理由から看護師同士によるカネの貸し借りは時々あります。

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