そのため、心臓の手術を受けたり、心臓病を抱えている患者さんには、食後はなるべく体を動かさないように指導されます。食後1時間はリラックスして休息することが、リスクを増やさないために重要なのです。
しかし、とくに心臓にトラブルもなく健康な人は、食後に体を動かすことが心臓を強くすることにつながります。食事をしてから心臓が活発に働いているタイミングであえて体を動かし、心臓の拍出量を増やして負荷をかけてやるのです。胃腸の血流を増やして消化・吸収を補助しながら、心臓をある程度は鍛えることができるのです。
もちろん、食後すぐに激しい運動をするのは無理ですから、食事をしてから20~30分くらいたったところで軽くウオーキングするのがいいでしょう。
こうした3つの食事法を意識するだけでも、心臓病の予防につながります。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」