数字が語る医療の真実

和食の弱点 コレステロール不足が脳出血を招く

動物性タンパク質と脂肪が不足していた(C)日刊ゲンダイ

 先週、和洋折衷の食事が一番と言いました。しかし、和食、洋食には、それぞれにいいところと悪いところがあります。

 西洋文化が入る前の日本食の最大の弱点は、「動物性タンパク質と脂肪が不足していた」というところです。動物性脂肪の代表といえば、今や動脈硬化の元凶とされるコレステロールです。そのコレステロールが足りないことが、かつての日本食の最大の弱点のひとつでした。

「コレステロールの不足が和食の弱点」というと、なんだか不思議な感じがするでしょう。しかし、コレステロールの過剰が病気を起こすだけではなく、不足も病気を起こすのです。

■和洋折衷食が発症を大幅に減らした

 脳卒中といえば今や大部分は血管が詰まる脳梗塞ですが、以前の日本人では、血管から出血するタイプの脳出血の割合が欧米に比べてかなり高いというのが特徴でした。

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名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。7月末に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)を出すなど著書多数。