薬で「便秘」「腹痛」一挙に解決…過敏性腸症候群が対象

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「便秘はよくなっても、嘔吐があれば使いにくい。今回の新薬は、下痢以外の副作用はほぼなく、便秘型IBSの腹痛にも効く。それらが、今までと違う特徴です」

 押さえておきたいポイントは3つ。

 まず、便秘の原因を確かめる。

 大腸がんなど重大病が隠れている可能性もあるので、病院でのチェックは必須だ。

 次に、すでに病院で処方された便秘薬を飲んでいる人で「効き目が不十分」「便秘は解消されたが腹痛がある」といった人は、新薬について担当医に相談してみる。

 さらに、市販薬で対処している人は、その多くが、「刺激性下剤」といわれる作用の強い薬。本来はレスキューとして使用されるもので、慢性的に飲むものではない。この機会に、適切な薬に替えるべきだ。

「新薬は飲み続けても副作用の心配はなく、依存性がないことも確かめられています」

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