果物を適度に摂取する食習慣はとても健康的なイメージがあります。そして健康的な食習慣は、糖尿病の予防や、その管理に重要な役割を果たすと考えられています。ところが、「果物の摂取と糖尿病への影響」に関する研究はあまり報告されていません。それどころか、「糖分が多く含まれている果物は糖尿病に悪影響を与えるのではないか」という指摘さえあるようです。
そんな中、果物摂取と糖尿病への影響を検討した論文が「プロスメディシン」という米国の医学専門誌電子版に2017年4月11日付で掲載されました。この研究は、中国の10地域から30~79歳の約50万人を対象に、約7年間の追跡調査が行われています。
研究開始時に糖尿病がない人は48万2591人、糖尿病患者は3万300人でした。結果に影響を与えうる「年齢」「性別」「BMI」や「糖尿病家族歴」などの因子で、統計的に補正を行い解析されています。
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