独白 愉快な“病人”たち

横森理香さんは「更年期障害」とどう向き合ってきたのか

横森理香さん(C)日刊ゲンダイ

 アンチエイジングクリニックでホルモン値を調べてもらうと、その時は正常値で「更年期ではない」との診断でした。でも、自分としては“きてるな”と思いましたよ(笑い)。いま思えば、プレ更年期だったのでしょう。勧められた重金属デトックス(排出)によって皮膚のかゆみは止まりましたが、訳もなく落ち込んだり、風邪がなかなか治らないといった症状が始まりました。ただ、このプレ更年期はハーブなどの自然療法で乗り切ったのです。

 そして51歳の夏、生理時に卵巣嚢腫が2度破裂して、大学病院で腹腔鏡による右卵巣摘出手術を受けました。ここで言いたいのは、手術ではなく手術前に打った「リュープリン」という女性ホルモンを止める注射によって、「疑似閉経」を経験したことです。

 生理が止まると、初のホットフラッシュ体験をしました。1日に7回ほど突然の大汗に襲われる上、ひどい肩凝り、手足のこわばり、右手小指のしびれといった副作用が起こったのです。その時は「手術までの我慢」と思って耐えましたが、「もう二度と嫌だ」と思うほどつらいものでした。

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