健康ポイント どっちが勝ち?

ミルク入りコーヒーvsカフェオレ

休憩には欠かせない
休憩には欠かせない(C)日刊ゲンダイ

 打ち合わせや空き時間にコーヒーを飲む機会は多いのではないでしょうか。ダイエットを考えるなら飲み物は基本的にノンカロリー。

 水やお茶などカロリーを含まないものが鉄則ですので、コーヒーもブラックがベストです。

 しかし、ブラックでは飲めない人や少し小腹がすいた時、または疲れた時にミルクや砂糖を入れる人もいると思います。ブラックコーヒーにコーヒーフレッシュなどのミルクを入れるのと、牛乳たっぷりのカフェオレ。どちらがよいでしょうか。

 コーヒーミルクは液状のものや粉状のものなどがありますが、1回分10~20キロカロリー。牛乳は100㏄あたり70キロカロリーなので、カロリーはコーヒーミルクの方が低めです。

 だから「コーヒーミルクの方が良い」と思いがちですが、何からできているか見てみましょう。主原料は「植物油脂、砂糖、脱脂粉乳」。ここに乳化剤やpH調整剤、香料をはじめとした添加物が含まれます。コーヒーミルクはミルクといいながら、主原料は油なのです。

 牛乳からは、タンパク質、ストレス緩和に役立つカルシウム、取りすぎた塩分をコントロールしてくれるカリウムなどのミネラルを補給できるので、カフェオレに軍配が上がります。

 コーヒーや緑茶、紅茶などに含まれるカフェインには、眠気覚ましや集中力アップ、疲労回復などさまざまな効果が期待できます。ハードワークに疲れたらコーヒーブレークでリフレッシュしましょう。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。