ぬるま湯に絞り飲むだけ “ひと肌レモン”効果を専門家解説

朝の一杯がオススメ
朝の一杯がオススメ(C)日刊ゲンダイ

 体にとってよくないものを排出することをデトックスと呼ぶ。サロンでやるのは気が重いだろうが、自宅で手軽にできる方法をご存じか。用意するのはレモンと水だけ。レモン2分の1個をぬるま湯にギュッと搾って飲むだけでいい。これなら面倒くさがりにも楽チンだろう。

「毎朝1杯のひと肌レモン水を飲めば、デトックスという言葉では言い表せないくらいの効果があります」

 こう言うのは、横浜創英大名誉教授の則岡孝子氏(栄養学)だ。

「レモンに含まれる水溶性食物繊維のペクチンは腸の老廃物を洗い流す作用があります。老廃物をからめ取るときにゲル化するため、お腹が膨れ、食べ過ぎ防止効果も高い。一方、酸味成分のクエン酸は、疲労物質の分解に役立つほか、体の“化学工場”である肝臓の働きを改善するため、疲労が解消されやすい。クエン酸は新たなエネルギーを生む材料でもあるから、朝の1杯がおすすめ。そうすればデトックスだけでなく、疲れにくく痩せやすい体になるのです」

 クエン酸は、多くの果物に含まれるが、糖分が少ない点でレモンがベター。水は、200㏄を電子レンジで1分温めればいい。ひと肌レモンを毎日続ければ、体が少しずつ軽くなりそうだ。

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