スープや味噌汁がコンビニで多く並ぶようになりました。ランチを出す店でも、スープをウリにしているところがあります。
スープの中には“具だくさん”を特徴にしているものもあり、ぜひ、野菜補給に役立ててください。生野菜のサラダは思っているほど量がありません。その点、加熱してカサが小さくなっているスープ類なら、野菜を多く取ることができます。
ただ、スープの具材によっては、お薦めしたいものと、できれば控えめにしてほしいものとがあります。そこで今回は、ポピュラーな2つのスープ「ポタージュスープ」と「ミネストローネ」を比較してみましょう。
ポタージュは、カボチャや豆、コーンなどが使われています。いずれも食物繊維が豊富な野菜で、余分なコレステロールを体外に排出してくれる効果が期待できます。
しかし、バターや牛乳、生クリームを使っていて高カロリーになりがちです。
さらにもうひとつ「満足度」という点も考えてみましょう。飲みやすいポタージュタイプは、これから暑くなってくると冷やして食べることも多くなります。すぐに栄養補給できてよいのですが、すでにペースト状になっているため腹持ちが悪くなってしまいます。
それに比べ、さまざまな野菜が形を残して入っているミネストローネは、具材をしっかり噛んで食べられるので、いつもの量より少なくても満足感があります。小さめに切ってある野菜より、大ぶりの方がより効果的です。
噛むことは、アゴ周りの筋トレや胃腸の筋トレにもつながります。食べることもエクササイズです。
健康ポイント どっちが勝ち?