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米国で定着するか? 病気になりたくなかったら靴を脱ぐ

 また、アリゾナ大学の研究では、「靴底から平均42万種類以上のバクテリアが検出された」と発表されています。さらに、アスファルトの道路を歩く時に付着するコールタールは、発がん物質を含んでいる可能性もあるというテキサス・ベイラー大学の調査結果もあります。

 では、アメリカの玄関によく置かれている泥よけマットに効果はないのか? それについては、「自分の靴の付着物は落とせても、前の人が落としていったバクテリアが付く可能性がある」といいます。

 靴を脱いだとして、家に上がった人のソックスがバクテリアをまき散らす可能性は? この問いへの回答は、「ないとは言えないけれど、靴底よりはずっと清潔と考えていい」とのこと。アメリカでも日本のように靴を脱ぐ習慣が定着するかもしれません。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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