「運動処方は、まず運動中の心肺機能を測定する心肺運動負荷試験(CPX)を行い、その患者さんに合わせた運動強度を処方します。CPXデータから有酸素運動と無酸素運動の境とされる『嫌気性代謝閾値』を決定し、通常はその値より少し弱い運動強度でリハビリを行います」
このような有酸素運動だけでなく、患者の状態により段階を踏んだ心リハも用意されている。
低体力者であれば、低負荷レジスタンストレーニングを中心に行い、ADLが著しく低下している場合には、機能訓練室やベッドサイドでリハビリを実施する。
1回の心リハは、運動前のチェックや体操などを含めて1時間ほど。外来では最大週3回まで。入院中は午前と午後の2回行う。リハビリ中は自分で脈拍を測るなど、自宅で行うウオーキングなどのリハビリの運動強度管理や病気管理についても学ぶという。
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