数字が語る医療の真実

卵も脂の多い肉も そればかり食べなければ毎日でもOK

体内合成されるので食事は気にしなくていい(C)日刊ゲンダイ

「コレステロールの数値が高い」といわれると、まず「食事に気を付けなくては」と思われるかもしれません。しかし、実はコレステロールの値と食事の関係ははっきりしません。

 食事から摂取されるコレステロールは、個人差はあるものの、体内で作られるコレステロールの3分の1~7分の1といわれています。

 さらに体内で作られるコレステロールは、食事中のコレステロールの量が減ると多くなり、増えると少なくなるように調整されています。そのため、食事中のコレステロールの量にかかわらず、一定のコレステロール値が保たれるように調整されているのです。

■体内合成されるので食事は気にしなくていい

 つまり、懸命にコレステロールを減らす食事療法をすると、体内でのコレステロール合成が活発になり、結果としてコレステロールはそれほど下がらないということです。

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名郷直樹

「CMECジャーナルクラブ」編集長。東大薬学部非常勤講師。東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員、臨床研究適正評価教育機構理事)自治医科大卒。名古屋第二赤十字病院にて研修後、作手村国民健康保険診療所にてへき地診療所医療に携わる。95年同診療所所長。05年東京北社会保険病院臨床研修センター長。「『健康第一』は間違っている」などの著書がある。