“病は気から”に数々の研究報告 プラセボ効果はなぜ起こる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ただし、プラセボ効果は予測不能で、同一の偽薬による反応は人によって違うし、病気の種類によっても異なる。痛みや不眠、疲労や吐き気、腸や泌尿器などの効果が大きいことがわかっている。

「プラセボ効果は主観的な部分に限られるのではないでしょうか」(前出の青島氏)

 主治医が知的で温厚な表情をしている。看護師のやさしく献身的な態度……。医療技術に上乗せするプラセボ効果を得たければ、こうした病院を受診するのがいいかもしれない。

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