数字が語る医療の真実

魚の脂とコレステロール 心筋梗塞などの合併症予防に効果

(C)日刊ゲンダイ

 ただ、EPA、DHAの「摂取量が最も少ない下から20%のグループ」と「最も多い上から20%のグループ」で比べてみた日本人の研究では、摂取量が多いグループで67%も心筋梗塞などの合併症が少ないことが示されています。

 また「脳出血が増えるのではないか」との懸念がありましたが、今のところそのような研究結果は報告されていません。

 現状では「悪い」というデータは少なく、日本人では「良い」というデータが主流です。EPA、DHAを含む魚の摂取は、コレステロールを下げるかどうかはハッキリしません。しかし、心筋梗塞などの合併症予防の点で、十分勧められる食事のようです。

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名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。7月末に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)を出すなど著書多数。