「がんと仕事」厳しい両立

支援制度はあっても…働き続けた人の1割が会社を変えた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 休んだのは入院した1週間だけ。退院の翌日から出社した。その2週間後から1カ月半、放射線治療で通院することになったが、11時出社で了承を取り付けると、毎回8時に受け付けを済ませて一番に治療を受け、会社に滑り込んだ。

「リボ払いにした治療費は、今も支払いが続いています」(本人)

「がん患者は働かなくていい」という議員がいる政権与党に、病気に苦しみ、仕事で苦しむ会社員がいるなんてことは、理解できないだろう。

4 / 4 ページ