アプリで健康になれるのか

在宅時の状況記録 疾病者の負担を減らす「IBDサプリ」

「IBD」という症状をご存じだろうか。「炎症性腸疾患」の略で、「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」が代表的な疾患だ。ともに若年発症で長期間に複雑な経過をたどる。そのため、病期や患者の生活習慣に応じた治療が必要になる。

 今回はIBD治療をサポートしてくれる「IBDサプリ」(㈱ウェルビー)を紹介しよう。下痢や腹痛、血便などの症状が頻繁に起こるIBDは、日々の排便状況の記録や状態の変化を医師に伝える必要がある。IBDサプリの良いところは症状に特化して記入項目が絞られていること。アプリを起動して、ものの10秒ほどで入力が終わる上に余計な操作がないので、長期間続けることも苦ではないだろう。さらに、在宅時の状況を医師に伝えやすくなり、円滑なコミュニケーションも期待できる。

 特別なアプリとはいえないが、疾病者の負担を確実に減らすことは間違いないだろう。