健康ポイント どっちが勝ち?

菓子パン vs 総菜パン

総菜パンは塩分にも注意を
総菜パンは塩分にも注意を(C)日刊ゲンダイ

 時間のない朝や忙しい日のランチタイムに手軽に食べられて便利なパン。コンビニに行くとクリームパンやチョコパンなどの「菓子パン」、ウインナーソーセージ入りのパンやピザパンなどの「総菜パン」が陳列されています。

 2~3個ぺろりと食べられてしまいそうですが、ダイエットのためにはどのように選んだらよいのでしょうか。

「菓子パン」には、砂糖やクリームが豊富に使われています。お腹は満たされますが、体や筋肉をつくるもととなるタンパク質の量が少ない。それに対し、総菜パンはウインナーソーセージやタマゴ、ツナなどのタンパク質が取れます。

 ただし総菜パンにも選び方にポイントがあります。カレーパンは、ルーばかりでタンパク質がほぼ含まれていません。やきそばパンも、炭水化物と脂質ばかり。総菜パンを選ぶ時は、肉、タマゴ、魚などのタンパク質を一緒に取れるか、しっかりとチェックをしてください。

 ダイエット中に不足しがちな栄養素がビタミンやミネラル。疲労感が強い時も、これらが足りないことが多いです。総菜パンからは摂取が難しいので、サラダをプラスするか、総菜パンではなく、野菜が豊富なサンドイッチを選ぶようにしましょう。

 総菜パンでは、もう一つご注意を。思っている以上に塩分が多く、総菜パンを2~3個食べれば、1日の目標塩分量の半分を摂取してしまいます。野菜は塩分排出に役立つカリウムが豊富なのも良い。果物にもカリウムが含まれているので、総菜パンの“プラス要員”に加えるといいですよ。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。