変異した新型も登場 ノロウイルス性食中毒は夏だって怖い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ノロウイルスが怖いのはその強い感染力もさることながら、自分でも知らない間に感染者となってウイルスをばらまくことだ。

 実際、ノロウイルス性食中毒にかかった人は、その症状が消えても3日から3カ月くらいは排泄などでウイルスを出す。感染者の3分の1程度が下痢などの症状が出ない不顕性感染者だ。しかも、一般的な消毒用アルコールは効果がない。

「感染者が触れたタオルやドアノブ、食品などで体力のない子供、高齢者、病気の人が感染し、発症する可能性があるのです。発症数が少ない夏だからといって油断せずに、手洗いを徹底するなど衛生面に気を使うべきです」

 むろん、お弁当を買ったり、外食をするなら信頼できるお店に限ることだ。

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