有名病院 この診療科のイチ押し治療

【スポーツ選手の傷害】同愛記念病院・整形外科(東京都墨田区)

同愛記念病院整形外科の土屋正光院長(提供写真)

 ちなみにプロ野球チームとのつながりは、86年に土屋院長が多くのプロ野球選手に肘の靱帯再建術を行っていた故フランク・ジョーブ博士のもとへ見学のため渡米したのがきっかけ。当時の日本ハムの選手がたまたまジョーブ博士の治療を受けていて、同伴していたゼネラルマネジャーと土屋院長が知り合った関係でチームドクターを依頼されたという。

「当科では関節疾患で手術が必要なものは、ほとんど関節鏡下手術で行っています。関節の周囲に1センチ程度の小切開を2~3カ所おき、内視鏡の一種の関節鏡を挿入して行う手術です。特にスポーツ選手なら、早期復帰しないと選手生命に関わります。小さい切開で済む関節鏡下手術なら、翌日からリハビリが開始できます」

 とはいっても、患者の中心は近隣の地域住民。スポーツをしたくても膝などの関節が痛くてできないなどの人は、気軽に受診してもらいたいという。

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