堤下も発症 長引く「じんましん」と手を切れる新薬の効果

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 日韓合同の臨床治験では、4週間ごとに300ミリグラムの投与を3回行い、12週間の追跡調査を行った。

「結果は、症状がまったくなくなる完全寛解が35%、コントロール良好が57%。どの薬を使ってもよくならない人が対象なので、明らかな効果が見られました」

 新薬治療の対象になるのは、特発性じんましんのうち慢性化したもの。症状の程度は関係なく、今までの治療で効果不十分の場合で検討される。12歳未満は残念ながら現段階では対象外となる。

 副作用として、皮下注射のため注射部位の赤みや腫れが予想されている。また、頭痛、鼻咽頭炎なども報告されている。

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