道路沿い住人は要注意 騒音が引き起こす意外な健康障害

騒音は大気汚染に次ぐ深刻な環境汚染(C)日刊ゲンダイ

「人間が聞き取れる音は20ヘルツ~2万ヘルツで、20ヘルツ以下の聞こえない音は低周波音と呼ばれています。これを発するのが、空調機器や冷蔵庫のコンプレッサーなどで、それによって引き起こされる健康被害もあるといわれています。特に高齢者には夜の低周波騒音が気になります。最近、低騒音型の家電製品が人気になっているのは、このためでしょう」(前出の元大学教授)

 こうした騒音リスクに糖尿病や運動不足などが重なれば、さまざまな病気の発症リスクはさらに高くなる。薬や運動も大切だが、健康を維持したいなら騒音対策にも気を配るべきだ。

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