独白 愉快な“病人”たち

仕事への影響不安も 道端アンジェリカ「乾癬」告白の決意

ブログには多くの人から激励の書き込みが(C)日刊ゲンダイ

 不規則な生活の中でこの作業を毎日続けるのは結構大変でした。それでも頑張ってやり続けたら、1カ月で症状が悪化してしまったのです。個人差があるのでいろいろだと思いますが、実はその状態は、悪いものが出てそこから良くなる「好転反応」。でも仕事上、「これ以上は無理」と断念しました。

 もう家から出たくなかったですし、仕事にも行きたくない心境でした。メークさんには「ちょっと荒れちゃって」とごまかしていましたけど、髪の生え際が乾燥して皮がめくれたりして……。鏡なんて見たくもなかったし、お風呂は電気を消して入っていました。

 転機になったのは昨年の秋、足首の骨折で1カ月入院したことです。動けなかったストレスが影響したのか、退院後に湿疹がお腹から背中から全身にぶわぁーっと出てきたんです。去年の年末が一番ひどかった。でも、そこまでひどくなったことが大学病院を受診するきっかけになりました。乾癬外来がある大学病院を調べて受診したら、検査するまでもなく乾癬と診断されました。今は乾癬専門病院に通院していて、最新の薬を注射しています。

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