おいしさとヘルシーさ両立 糖尿病でも安心の和洋菓子登場

高島屋
高島屋(C)日刊ゲンダイ

「ダイエットの成功者は、少量のおやつを食べている人が結構いる。ストイックになり過ぎないことが成功の秘訣」

 これは、膨大な数のダイエッターの食事データを持つ管理栄養士を取材した時に聞いた話。でもどうせ食べるなら、健康的なおやつがいい。

“健康的なおやつ”に着目したのが、新宿・日本橋・横浜の高島屋だ。おいしさとヘルシーさを両立させた和洋菓子の新コレクション「スローカロリー倶楽部」を5月末からスタートさせた。

 和洋菓子には糖質が多く含まれる。糖質を取り過ぎると血糖値が急激に上昇し、血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌。それが、余った糖を中性脂肪として蓄え、太る原因になる。

 だから「糖質は悪」と言われがちなのだが、実は糖質の吸収を緩やかにすれば、この太るメカニズムを回避できる。むしろ、脳や体に持続的にエネルギーが供給され、腹持ちがよくなる。

「スローカロリー倶楽部」は、天然の糖で、吸収が従来の糖より緩やかな「パラチノース」を和洋菓子に使用。担当者によれば「糖全体の15%がパラチノースであれば、従来の糖の吸収も緩やかにするという研究結果がある」という。糖の吸収が早い果物がトッピングされていても、パラチノースのおかげで、吸収が緩やかになる。

「スローカロリー倶楽部」には、有名メーカーが多数参加。オリジナルマークが目印だ。

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