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憧れの日焼け肌もOK 米国で開発された皮膚がん予防の新薬

 今回発見されたのは、酵素の一種「塩誘導性キナーゼ」を抑制する物質を投与すると、メラニン細胞に直接働きかけて色素を発生させる仕組みです。その結果、自然な日焼け肌が得られ、その効果は約1週間続くといいます。

 これまでも、日焼けを演出するクリームやスプレーは市販されていましたが、あくまで表面的な色の変化をもたらすのみでした。メラニン色素自体を増やす働きはなかったため、今回の発見は大きな快挙です。

 しかし、研究の本来の目的は美しい日焼け肌をつくることではありません。肌にメラニン色素が多ければ多いほど、有害な紫外線から肌を守ることができます。その効果を利用して、皮膚がんのリスクを下げようというのが狙いです。フィッシャー医師は「今後の臨床研究により、近い将来、人間の肌に最も適した薬の市販にこぎ着けたい」とコメントしています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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