そして何より重要なのは外科医のヤル気です。なんとかして患者さんを助けたい。「これやってみてダメだったら後はないぞ」という覚悟を持って手術に臨めるかどうか。そして、それを実現できるだけの技量と経験があるかどうか。条件の悪い患者さんを受け入れ、手術を成功させ、無事に回復させることができるかは、そこにかかっています。
そうした姿勢を貫いてきたことで、結果的に条件の悪い患者さんが多く集まるようになりましたが、それだけ患者さんのためになっているということです。これからも、「この人を絶対に助ける」という強い思いを持って全力を尽くしていきます。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」