受診までの「応急処置」

【熱中症】意識がない場合は水分は無理に飲ませない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「夜中、寝ている間に汗をかいて脱水を起こしやすい。高齢者は、朝起きたときに元気がなければ熱中症の可能性があります。急激に容態が悪くなる恐れもあるので、疑いがあれば1時間に100~200㏄などと、時間と量を決めてこまめに水分補給をする。暑く感じなくても、クーラーなどで気温・湿度の管理をすることが重要です」

「かくれ脱水」の見極め方には「手の甲の皮膚を引っ張って離した後、3秒以内に戻らない」「親指を押して離した後、3秒以内に爪に赤みが戻らない」などがある。脱水のサインの目安になる。

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