「病原体は感染が拡散するように宿主の行動を支配している、というわけです。海外では同じ考えの研究者も少なくないようです」 アジアやアフリカなどで今も流行している狂犬病は、その病原体が脳に達すると、攻撃、性、空腹、のどの渇きなどを支配する大脳辺縁系に侵入し、強い性的な欲求を引き起こす。「最近、怒りっぽくなった」「性格や行動が変わった」と言われたら、医師に診てもらう方がいいかもしれない。
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