そんな中、「高ストレインとうつ病発症リスク」の関連を検討した論文が、精神医学・心理学の国際誌2017年6月号に掲載されました。
この研究では、すでに公表されている6つの研究に参加した2万7461人のデータを統合解析しています。その結果、「高ストレイン状態では、うつ病の発症が1.77倍多い」という結果が示されました。
さらに未公表の研究データの解析も行ったところ、同様にうつ病発症が1.27倍多いという結果が示されました。
ストレスの感じ方は人それぞれですが、職場の環境が精神状態に与える影響は軽視できないものがあります。ストレスをひとりで耐えるのではなく、無理を無理であるとしっかり判断する。まずは、そうしたことが大切かもしれません。
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