独白 愉快な“病人”たち

漫画家・東海林さだお氏 肝細胞がんと闘い辿り着いた境地

手術では“レバ刺し1人前程度”を切除、転移はなかった/(C)日刊ゲンダイ

「死」についての現在の夢は、眠りながらあの世に連れていってもらうこと。死んだことも気づかない状態です。それまでは、やっと覚えた節制に努めます(笑い)。

▽しょうじ・さだお 1937年、東京都生まれ。67年、「新漫画文学全集」でデビュー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞受賞。2000年に紫綬褒章を受章し、01年にはサラリーマンの哀歓を描いた人気漫画「アサッテ君」で日本漫画家協会大賞を受賞した。人気エッセー「あれも食いたい これも食いたい」(週刊朝日)は連載30年超。近著に「猫大好き」「がん入院オロオロ日記」など。

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