家族構成の増加については、男性では脳卒中発症リスクの増加は示されませんでした。しかし、女性では、親を迎えた場合、脳卒中が49%増加することが示されました。
男性においては配偶者の喪失が、女性においては親を家族に迎えた場合に脳卒中の発症リスクが増加するという結果になっています。その原因としては、配偶者を失うことによる生活環境や精神状態の変化が挙げられるでしょう。また家族の増加は、経済的な負担や介助の負担増加などにつながり、こうした状況が脳卒中発症との関連性に影響を与えているのかもしれません。
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