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40代は日焼けが消えるまで1カ月…ビタミンC摂取が効果的

年を取るほど戻りにくく…
年を取るほど戻りにくく…(C)日刊ゲンダイ

 過度の日焼けは職場での目も気になりますから、男性であっても早く元に戻したいと思う人もいらっしゃるでしょう。そんな方に、自由が丘クリニックの鈴木悠花先生が教えてくれました。

「日焼けした肌が白く戻るまでの期間は、肌の新陳代謝に関係してきます。一般的には、加齢とともに新陳代謝は低下します」

 肌は角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層からなります。

 基底層で生まれた細胞が表面の角質層に押し上げられるまでのサイクルが滞ると、メラニン色素が沈着しやすくなります。だから、年齢とともに新陳代謝が低下すると、日焼けが残りやすいのです。

「日焼け直後の炎症から色素沈着、そして元の白い肌に戻るまで、20代が約1カ月かかるのに対して、30代は半年、40代は1年近くかかるといわれています。また、肌質によっても違いがあります」

 肌が黒くなりやすい人は、メラノサイトが反応しやすく、色素沈着しやすいそうです。

 それにしても、1年後も黒いままなら、白くなる暇がありません。

 少しでも早く元通りにする方法はないのでしょうか?

「ビタミンCはメラニンの排出を促すので、積極的に取ることをおすすめします。その作用を助けてくれるビタミンEも一緒に取ると、なお良いでしょう」

 ビタミンEを手軽に取るなら、大豆油やコーン油、菜種油などの植物油や、ウナギ、アーモンドなど。ビタミンC豊富な野菜と合わせてみては?