この研究において、ヘルシーエイジングは「11種の慢性疾患や、主要な認知機能障害、身体機能障害のない状態」と定義されています。
その結果、成人初期から中年期にかけて、体重が安定していた人に比べて、体重が増加した人では糖尿病や高血圧、心臓病などの慢性疾患発症率が統計的にも有意に高いことが示されました。また、ヘルシーエイジングは安定した体重の人に比べて、体重が増加した女性で22%、男性で12%低下していることが示されました。
因果関係を決定づけるものではありませんが、やはり、適度な体重維持は健康面において重要な要素といえそうです。
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