そのためには、どうするか。現状1割に満たないステージ1で見つかる人を増やすことが大きなポイント。人間ドックなどでは、「CA19―9」が膵臓がんのマーカーとして使われることがありますが、早期の検出精度はそれほど高くありません。
新しいマーカーは、これまでの研究から精度が高そうです。大規模臨床研究の結果を受け、広く膵臓がん検診の有効性が認められたら、難治性の膵臓がんも“治る時代”が訪れるかもしれません。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁