防衛大生が死亡 夏合宿でも感染する髄膜炎菌感染症の恐怖

若者は要注意(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 最初は発熱などの風邪に似た症状が出て、その後、頭痛、吐き気、けいれん、意識障害が起きる。問題は髄膜炎を診察した経験のある医者が少なく、風邪と誤診しがちなこと。

「怖いことに、この病気は1、2日で一気に悪化し、手遅れになるのです。学生寮で生活している人や合宿に参加した人は“風邪っぽい”と思ったら医師の診察を受け、その際、集団生活をしていることを説明したほうがいい。米国では11歳と16歳のときに予防接種が義務付けられていますが、日本では任意なので受けない人も多い。本来は日本人も2歳時と中学時代に接種を受けるのが無難です。集団生活をする人は予防のために注射を受けることをお勧めします」(左門新氏)

 我が子が部活やサークルの合宿に行くときは事前に注意しておきたい。

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