医者も知らない医学の新常識

大腸がん検診の「2次検査」はすぐに受けよう

陽性なら必ず2次検査を受けよう(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 それによると、便潜血検査が陽性になってから1カ月以内に内視鏡検査を行った場合と比較して、10カ月以上経ってから検査をすると、「がんが発見される確率は2倍以上、進行したがんが見つかる確率は3倍以上も多くなる」という結果になっていました。

 大腸がんは早期発見できれば治る可能性の高いがんです。皆さんも検診を受けたら、必ず2次検査を早めに受けるようにしてください。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。