「リジリエンス(回復力・復元力)」という言葉をよく耳にします。
ここ数年は、地球温暖化による自然災害に遭っても素早く復旧できる環境を「リジリエンスのある街づくり」などと表現することが多かったのですが、最近は心理学用語としての「リジリエンス」がよく使われるようになっています。
つまり、逆境に見舞われたり、強いストレスを受けた時にも、ちゃんと回復できる力がリジリエンス。「復元力のある弾力性のある心」といった方が理解しやすいかもしれません。リジリエンスのない心は、うつ病などにつながりやすいことも指摘されています。
特に中年の男女にとって、このリジリエンスは非常に重要と考えられています。年齢的に離婚や親の死、病気などを経験することが多いからです。ありがたいことに、リジリエンスは努力すればいくつになっても強くすることが可能だそうで、その方法をアドバイスするメディア記事などもよく見かけます。
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