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逆境でも前向き 中高年にこそ必要な“心の復元力”の鍛え方

 ニューヨーク・タイムズ紙では、リジリエンスを高めるための方法として専門家の意見を掲載しました。まずは、物事を楽観的に捉える癖をつける。たとえば、もし失業しても、それが人生を考え直したり、もっと好きな仕事に出合えるきっかけと考えてみるといいとのこと。

 また、苦しい経験は自分を成長させるための貴重な出来事に書き換えてしまう。そして、逆境の原因が自分にあると考えるのはやめる。さらに、過去の自分がどうやって壁を乗り越えたかを思い出すことで、自分を信じることができるようになるそうです。

 ストレスを感じたら立ち止まって「これは自分が強くなるチャンス」と意識するのも大切。こうした「心の癖」をつけることがリジリエンスを育てることにつながるといいます。

 一つずつでもいいので、新しい癖にしてみてはどうでしょう。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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