ちなみに一度、痛風発作を起こした人は尿酸値が7.0㎎/デシリットル以下でも再発作の可能性があり、6.0㎎/デシリットル以下に抑えるのが望ましいという。
■タイプによって異なる薬の選び方
では、尿酸値が高い人はどういう薬を飲めばいいのか? 高尿酸血症には大きく3つのタイプがあって「尿酸産生過剰型」「尿酸排泄低下型」「混合型」に大別される。当然、薬の選択はタイプによって違ってくる。
「健康な人は通常、1200㎎/デシリットルの尿酸が体内に蓄えられていて、うち700㎎/デシリットルが毎日入れ替わります。500㎎/デシリットルが尿として、200㎎/デシリットルが汗として排泄されるのです。尿酸は2割が飲食物として摂取され、8割が体内で生成されるといわれますが、具体的にその患者さんの尿酸生産量は尿酸クリアランス量によって推測します」