次のテスト「ディバージェント・シンキング(拡散的思考)」は、2分30秒の持ち時間の中で、「靴」「傘」といった日常のモノに関し、どれだけの用途があるかを考えるもの。このテストでは2つのグループに違いはほとんど見られなかったそうです。
ではなぜ、ほろ酔いでの遠隔心理テストの結果が良かったのか? 研究者たちはその理由を、こう分析しています。
「思考というのは、一度間違った方向に進んでしまうと、瞬時に正しい方向に転換するための障害物となってしまう。アルコールで集中力や注意力を緩めることにより、こうした固定効果を軽減することができるのではないか」
ただし、この効果があるのは「ほろ酔い」状態で、泥酔はNG。思考に行き詰まった時にはお酒、というのはどうやら「正解」のようです。
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