独白 愉快な“病人”たち

10年前に発覚 研ナオコ「橋本病」で声のキーさらに低く

さらに低くなった声も「それはそれで気に入っている」と語る/(C)日刊ゲンダイ

 10年ほど前にアメリカのシアトルとロサンゼルスでショーをしたんです。緊張していたこともあったのか、シアトルのショーが終わったあと、足に湿疹が。かゆかっただけではなく、なんとなくダルくて「体調が悪いなぁ」と思っていました。それでも、どうにかロサンゼルスのステージは終えて帰国しました。

 その後、湿疹は治まっていたんですが、ダルいのはそのまま。そのうちにまた、湿疹が出るようになって……。顔にもブツブツと出て、ひどいときは顔が腫れてしまいました。メークさんが「湿疹はメークで治せるから大丈夫ですよ」と慰めてくれたのですが、相変わらず体がダルくて重い。「なんだかヘンだな」と思ってはいたんです。それでも、病院には行かなかった。病院が大ッ嫌いなんです(笑い)。

 そんなある日、ニッポン放送で宇崎竜童さん、阿木燿子さんご夫妻と共演する仕事がありました。その時、自分の楽屋に行く前に、どうしてだか引き込まれるように宇崎さんの楽屋を訪ねていたんです。話をしているうちに、帯状疱疹のような湿疹が出ることやダルくて仕方がないことを話していました。

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