そんな中、高血圧関連の国際誌(2017年8月30日付)に高血圧患者の配偶者における高血圧の状況を検討した研究論文が掲載されています。この研究は、2017年6月までに報告された配偶者ペアと高血圧の関連を検討した研究8件を統合解析したもので、8万1928組の配偶者ペアが解析対象となりました。
その結果、「高血圧患者の配偶者は高血圧を有する可能性が41%増加する」ことが示されました。また、この関連は男性と女性の両方に見いだされたと報告されています。配偶者の高血圧は高血圧発症の危険因子といえ、また高血圧の発症原因において生活習慣など、環境的要因の重要性が示唆されています。
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