役に立つオモシロ医学論文

妊娠中に携帯電話を頻繁に使うと子供の言語能力が高く?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 妊娠初期における母親の携帯電話使用が、言語能力発達遅延と運動能力低下のリスクを低下させることを示唆しています。もちろん妊娠中の携帯電話使用が胎児に有益な影響を与えるというわけではありませんけれど、少なくとも言語能力や運動能力の発達において、明確な有害性もないといえるかもしれません。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。