私立の医科大学にとって、優秀な学生を獲得することは、付属病院の未来のスタッフを確保するのとほとんど同じ意味を持っているのです。人材さえ確保できれば、医療で稼ぎ続けることができます。長い目で見ればそちらのほうが儲かりますから、学費値下げはいわば先行投資のようなものなのです。
関東の私立医科大は7つ 全病床数最大は埼玉医大の2641床
- 2017年09月13日
7校のうち6つが黒字決算 私立医科大学は儲かっているのか
- 2017年09月20日
永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。