要するに、がんを冷凍しているのだ。朝起きると、私は瞑想するのが日課になっている。巨大なゴジラ(がん)が太陽を覆い尽くすかのように浮き上がってくる。そいつが、放射能を吐きながら私の胃の中に入ってくる。その瞬間、胃の中にいるミニ・ゴジラを冷凍するイメージだ。
昨年の夏、「シン・ゴジラ」が公開された。偶然なのだが、あの映画でもゴジラを冷凍して暴れさせなくしていた。だから僕のしてきたことは正しいのだ。
もちろん、胃がん治療はすべて断っているが、断酒は続けていた。一度は肝硬変になっているので、さすがに酒はまずいと思っている。それで4年半やめていたのだ。
ところが、昨年の夏ごろ、夜中に血糖値が300か400に一気に上がるようになった。酒を一滴も飲んでいないのにこれはおかしい。
そんな時に娘夫婦と孫が暮らすアメリカに行ったのだが、やはり調子が悪かった。
余命4カ月と言われた私が今も生きているワケ