秋は死者が増える 深刻な脳卒中から身を守る7つの注意点

突然死を減らすために意識しよう(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

「糖尿病の人は血圧を厳格にコントロールした人(平均144/82㎜Hg)は緩い人(平均154/87㎜Hg)に比べて脳卒中リスクが低かったとの報告がある。高血圧は脳梗塞、脳出血共通のリスク要因で、糖尿病の人は130/80㎜Hg未満が推奨されています」

◆虫歯、歯周病を治す

 虫歯の原因菌である「ミュータンス菌」は口の中の血管から侵入して、脳の血管に到達。そこでコラーゲンに結合して炎症を起こし、血小板による止血作用を妨げ、血管をもろくして、脳出血を引き起こす。

「細菌が脳卒中の原因とは昔からいわれていたこと。ピロリ菌除菌、風邪やインフルエンザの予防と同じで歯磨きも脳卒中の予防になります」

◆起床時は跳び起きない

 脳卒中は、明け方から午前中にかけて発症することが多い。朝目覚めたらすぐに起きずに布団のなかで手足を動かしてウオーミングアップすること。顔は冷たい水ではなくぬるま湯で洗う。起きたらコップ1杯でいい、水分を取ることも大切だ。

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