気鋭の医師 注目の医療

【オンライン診療】豊田剛一郎医師(株式会社メドレー)

オンライン診療アプリ「クリ二クス」(左は豊田剛一郎医師)/(C)日刊ゲンダイ

 アプリは無料でダウンロードできるので、患者が負担する費用は「診察料」と「予約料」。ただし、保険診療を受ける場合は、初診は対面診療が必要(診療報酬のルール)になるので、利用できるのは再診以降になる。自由診療では初診からオンラインで診察を受けることもできるが、あくまでも対面と組み合わせることが前提の利用となる。

「もちろん遠隔診療と相性のいい診療科や疾患はあります。たとえば高血圧や糖尿病などの慢性生活習慣病では、症状が安定していれば医師の判断でオンライン診療に切り替えるケースも多いです。例えば2カ月に1回しか通院できない人の経過を見たい場合、間にオンラインを入れてもいい。人目が気になるAGA(男性型脱毛症)、ED、精神疾患なども受診しやすい。セカンドオピニオンにも向いていると思います」

■長期通院、予防医学で患者にもメリット

2 / 3 ページ

関連記事